インタビュー調査対象者への依頼方法|
基本の流れ・依頼時のポイントを解説

9 May.2022 / インタビュー調査

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インタビュー調査を実施するには、まず対象者のスクリーニングやリクルーティングを行う必要があります。とは言え、依頼方法や流れがわからないという方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、対象者にインタビュー調査を依頼する手順や依頼時のポイントを解説します。

インタビュー調査のコツ

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インタビュー調査のコツ

インタビュー調査の基本的なテクニックや注意すべきポイントを具体的な例を交えながらご紹介します。

依頼から実査・謝礼進呈までの流れ

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早速、インタビューの依頼から実査・謝礼進呈までの大まかな流れを見ていきましょう。依頼手順は調査会社によって異なりますが、一例として参考にしてください。

事前調査の依頼メールの送付

まず、調査対象者を絞り込むための事前調査(スクリーニング調査)の依頼を行います。

自社会員や調査会社が保有しているモニタのリストから、調査目的に合致した属性(性別・年齢・職業など)をもつ人を抽出し、事前調査のURLを記載した依頼メールを送付しましょう。

この段階ではインタビューの内容については触れず、「(調査テーマ)についての事前調査にご協力ください」という形で送付します。

事前調査の実施

事前調査は、インタビュー対象者を絞り込むために必要な質問(2~5問程度)のみで構成し、アンケートの最後にインタビュー調査への協力可否を回答してもらいます。調査日程を提示し、参加できる日時をチェックしてもらうようにしておくと調整がスムーズです。

候補者に電話確認・確定

事前調査の結果から条件に合致した人(候補者)を選定し、電話で参加意思の確認を行います。参加意思の確認が取れたら確定となります。

案内メールの送付

参加が確定した人に、インタビュー調査の案内メールを送付します。本人に届いているか確認するために、必ず返信してもらうようにしておくと良いでしょう。

前日確認(電話またはメール)

インタビュー調査の前日に、電話やメールで最終確認の連絡をします。連絡が取れない場合はキャンセル扱いになる旨を伝えておくと確実です。

インタビューの実施・謝礼のお渡し

インタビューを実施し、終了後に謝礼をお渡しします。

依頼時に押さえておきたい基本ポイント

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インタビュー調査を依頼する際は、以下の点をチェックしておきましょう。

事前調査の依頼メールの内容

事前調査の依頼メールは、主に以下の項目で構成します。

  • 調査の目的・主旨
    • 本調査を実施するための事前調査であることを説明する
    • 何について聞くアンケートなのかを提示する(例:洗剤の使用状況など)
    • 回答に影響を与えないために、インタビュー調査の内容については触れない
  • 事前調査のアンケートURL
  • 回答期間
  • 謝礼について(金額・ポイント数や送付方法)

説明が長いとアンケートの回答率が低下することもあるため、要件を簡潔にまとめるようにしましょう。

インタビュー参加者に送付する案内メールの内容

インタビュー調査の参加者に送付する案内メールでは、下記項目について記載します。

  • インタビュー調査の目的・主旨
    • 「商品の改善に役立てるため」「新商品開発の参考にするため」など、何のためにインタビューを実施するのかを説明する
    • 調査に影響を与える可能性があるため、調査を依頼している会社のことは伏せる
  • インタビュー調査の形式
    • グループインタビューの場合はグループ形式であることを、デプスインタビューの場合は1対1の面談形式であることを伝える
  • インタビュー調査の日時・所要時間
  • 会場・アクセス方法
  • 持ち物
    • 謝礼用の領収書や同意書に捺印が必要な場合は印鑑を持参してもらう
    • 本人確認ができる物(運転免許証、健康保険証など)
    • インタビューで必要な物があれば明記する
  • 謝礼について(金額や受け渡し方法)
  • 調査実施会社・担当者・連絡先
  • お願い事項
    • インタビュー会場には開始時間の10分前までに来場していただく
    • 遅刻・欠席する場合は担当者に連絡してもらう

事前に同意書を交わす

インタビュー調査を実施する際は、注意事項等をまとめた同意書を作成し、事前に参加者の承諾を得る必要があります。同意書に記載するのは次のような項目です。

  • 虚偽の回答を行わないこと
  • インタビューを通じて知り得た情報や話し合った内容について、第三者に漏えいしないこと
  • インタビューの様子を録音・撮影し、分析のために関係者が閲覧すること
  • インタビュー参加者の個人情報は安全に取り扱い、匿名性を保証すること

オンラインインタビューの依頼時の注意点

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オンラインでインタビューを行う場合は、依頼時に以下の点を確認しましょう。

PC環境を確認する

オンラインインタビューはWeb会議システムを介して行うため、事前に参加者側のPC環境を確認しておく必要があります。インターネット回線やパソコンのカメラ・マイク機能の有無など、使用するWeb会議システムに応じてPC環境の要件を定義し、リクルーティングの段階で対象者に確認しておきましょう。当日の混乱を防ぐため、インタビューに先立って接続テストを実施するのもおすすめです。

謝礼の支払い方法

インタビュー調査の謝礼は当日に現金で支払うケースが多いですが、オンラインインタビューではポイントの付与や振込となるため、インタビュー調査の案内メールに支払い方法や支払い時期を明記しましょう。振込の場合は振込先の情報を提供してもらう必要があります。

オンラインのインタビューツールも便利

オンラインで手軽にインタビュー調査を行いたい場合は、チャット形式でリアルタイムインタビューが行える『Sprint』が便利です。

Sprintでは、スマートフォンのプッシュ通知を利用したリクルーティングにより、約5分で対象者を選定し、すぐにインタビューを開始することができます。日程調整を行う必要がないため、スピーディに生活者の声を収集したい方におすすめです。

Sprint https://chat-interview.com/

インタビュー対象者の選定・依頼をスムーズに

インタビュー調査をスムーズに実施するためには、調査目的に合った対象者を速やかに選定・リクルーティングすることも重要なポイントです。事前調査の依頼から案内メールの送付、実査、謝礼進呈までの流れをひと通り押さえておけば、調査のスケジュールも立てやすくなるでしょう。
今回ご紹介した手順やポイントを参考に、インタビュー調査の依頼を適切かつ速やかに行いましょう。

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